【数学】場合の数・順列・組合せ 代表的な問題
- 約数の個数と総和
の正の約数の個数は
正の約数の総数はとなる。
―例ー
「28」の正の約数は から
となる。
よって、は3通り、2通りのため
となる。
総和は
となる。
- じゅず順列
異なるいくつかのものを円形に並べ、回転や裏返して一致するものを同じものとみる順列を「じゅず順列」という。
円順列の場合では異なっていても、裏返したら一致するものもあるため、総数は円順列の「半分」になる。
つまり、異なる個のもののじゅず順列の総数はとなる。
- 重複組合わせ
異なる個のものから、重複を許して個取る組み合わせの総数は「H」を使い、
(<でもよい)
ー例ー
「♠、☘、♡、♢の4つのスートから、含まないものがあってもよいとして5枚選ぶ」
仕切りを考える、仕切りは4つのスートを分けるため となり
例えば
「〇|〇|〇〇|〇」
「〇〇〇|〇〇||」のように、考えられる。
こうすると、5つの〇と3つの|の順列の総数が、4種から5枚選ぶ選び方の総数に一致する。これは、同じものを含む順列で、8つの場所から、5個の場所を選ぶ組み合わせに等しいため
となる。
- 組分け
組分けでは、「分けるものが区別できるか」「分けてできるものが区別できるか」を考える。
―例ー
8人いるとき
①「1人、2人、5人の3組に分ける。」
分けるものが区別できるから、(通り)となる。
②「A4組、B4組に分ける。」
分けてできるものが区別できるからAとBを区別し、
「Aに4人選ぶ方法」×「Bに4人選ぶ方法」となるため
(通り)となる。
③「4人、4人の3組に分ける。」
どちらも区別できず、同じものが通りずつできるから
(通り)となる。